Windows から乗り換えて最初に手が止まるのは、たいていスタート メニューではありません。ファイル操作です。Enter でファイルを開こうとすると Finder は名前の変更を始め、Delete を押しても何も起きず、Backspace で戻ろうとしてもやはり何も起きません。
エクスプローラーでできることは、すべて Finder にもあります。キーが違うだけです。
Mac のキーボードでは
- ⌘ は command、⌥ は option(Windows キーボードの Alt)、⇧ は shift、⌃ は control です。
- Mac で delete と書かれたキーは、Windows の Backspace にあたります。Windows の Delete キーは、Mac のノートパソコンでは fn+delete です。
エクスプローラーと Finder の対応表
| やりたいこと | エクスプローラー(Windows) | Finder(Mac) |
|---|---|---|
| 開く | Enter | ⌘+O または ⌘+↓ |
| 名前の変更 | F2 | Return |
| ごみ箱 / ゴミ箱に移動 | Delete | ⌘+delete |
| 完全に削除 | Shift+Delete | ⌥+⌘+delete |
| 戻る / 進む | Backspace または Alt+← / Alt+→ | ⌘+[ / ⌘+] |
| 1 つ上の階層へ | Alt+↑ | ⌘+↑ |
| コピー、貼り付け、すべて選択 | Ctrl+C、Ctrl+V、Ctrl+A | ⌘+C、⌘+V、⌘+A |
| 切り取りと貼り付け(移動) | Ctrl+X のあと Ctrl+V | ⌘+C のあと ⌥+⌘+V |
| 元に戻す | Ctrl+Z | ⌘+Z |
| 新しいフォルダー | Ctrl+Shift+N | ⇧+⌘+N |
| 最新の情報に更新 | F5 | 不要:Finder は自動で更新されます |
| 検索 | Ctrl+F または Ctrl+E | ⌘+F |
| プロパティ | Alt+Enter | ⌘+I(情報を見る) |
| アドレス バーにパスを入力 | Ctrl+L または Alt+D | ⇧+⌘+G(フォルダへ移動) |
| パスのコピー | Ctrl+Shift+C | ⌥+⌘+C(パス名をコピー) |
| 新しいタブ / タブを閉じる | Ctrl+T / Ctrl+W | ⌘+T / ⌘+W |
| 隠しファイルを表示 | 表示 ▸ 表示 ▸ 隠しファイル | ⇧+⌘+. |
| PC(すべてのドライブ) | Win+E のあと「PC」 | ⇧+⌘+C(コンピュータ) |
| ネットワーク ドライブを割り当てる | ネットワーク ドライブの割り当て | ⌘+K(サーバへ接続) |
動きが違うところ
- ファイルの「切り取り」がありません。 Finder では、切り取るときではなく貼り付けるときに移動が決まります。⌘+C でコピーし、⌥+⌘+V で移動します。詳しくは Mac でファイルを切り取り・貼り付け(移動)する方法 をご覧ください。
- 入力できるアドレス バーがありません。 「フォルダへ移動」(⇧+⌘+G)を使い、「表示 ▸ パスバーを表示」をオンにすれば今いる場所がわかります。
- ファイルの拡張子が表示されません。
.docx、.pdf、.exeを常に表示するには、「Finder ▸ 設定… ▸ 詳細 ▸ すべてのファイル名拡張子を表示」を選びます。 - RAR ファイルはダブルクリックで開けません。 Mac で RAR・7z ファイルを開く(解凍する)方法 をご覧ください。
- Windows のドライブは読み取り専用になりがちです。 macOS は NTFS ドライブを読み取れますが、既定では書き込めません。Mac で外付けドライブが読み取り専用になるのはなぜ? をご覧ください。
使い慣れたエクスプローラーのままで
Mac を使い始めた最初の数週間を、ショートカットの覚え直しに費やしたくないなら、CrossDriver Files があります。Windows 11 のエクスプローラーと同じ外観・同じ操作の無料ファイルマネージャーです。
- タブ、ナビゲーション ウィンドウ、クリックも入力もできるアドレス バー
- Windows 11 の右クリック メニュー。「新規作成 ▸ Word、Excel、PowerPoint」や「パスのコピー」も
- 既定は Windows のキー:Enter で開く、F2 で名前の変更、Delete でゴミ箱に入れる、Backspace で戻る、Ctrl+X / Ctrl+V で切り取りと貼り付け、Ctrl+Z で元に戻す
- 各ドライブにフォーマットと読み取り専用かどうかを表示。RAR や 7z は右クリックで展開

Finder と併用でき、システムの既定設定やファイルの関連付けは変更しません。Mac の操作に慣れてきたら、「表示 ▸ キーボードプリセット ▸ Mac スタイル」を選べば、キーは Finder と同じように動きます。
